選手の活躍をアプリで予想 「日本流」ファンタジースポーツ登場

世界的に盛り上がりを見せる「ファンタジースポーツ」。日本では賭博性や景品表示法に接触するリスクが課題になっているが、ファンタジースポーツを日本流にカスタマイズしてサービスを提供するスタートアップも登場、国内市場の成長に期待が集まっている。

森井啓允 なんでもドラフト 代表取締役(右)
元メジャーリーガーの上原浩治氏がアンバサダーに就任している

ファンタジースポーツとは

ファンタジースポーツとは、実在する選手から成る架空のチームを組成し、選手達の成績をポイント化して競い合うシュミレーションゲームのこと。競技・選手に関する知識や目利き力が問われるゲーム性や、コンテストで入賞すれば賞金が手に入ることが特徴である。

近年、世界中で熱狂的なファンが増えており、特にアメリカではスポーツベッティングと並んで人気が高く、すでに市場規模は数兆円に達するという。NFT(非代替性トークン)技術の浸透とともに新たなファンタジースポーツのビジネスモデルも登場している。

ただし日本では、賭博罪や賭博場開帳等図利罪に該当するのではないかという懸念があるため、スポーツ団体や事業者はファンタジースポーツの開発・提供に慎重である。自民党がWeb3ホワイトペーパーで適法なビジネスモデルを示すガイドライン策定を提言するなど、今後の制度整備が期待されている状況だ。

こうした中で、法律面をクリアし子供でも参加できる「日本版ファンタジースポーツ」を展開するのが、なんでもドラフトだ。スポーツチームや競技団体と連携したスポーツ予想サービス「なんドラ」を提供し、2023年3月にはアプリ版をリリースした。

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