世界市場は10年で4倍強に 「スポーツツーリズム」の可能性

マラソンやゴルフなど、スポーツの参加や観戦を目的とした旅行「スポーツツーリズム」は、コロナ禍を経てグローバルで人気コンテンツとなっている。日本各地でスポーツツーリズムの先進事例が生まれており、政府も「武道ツーリズム」の振興を強化している。

 

スポーツの参加や観戦を目的として地域を訪れたり、地域資源とスポーツが融合した観光を楽しむ「スポーツツーリズム」。マラソン大会などのイベントを思い浮かべがちだが、健康と運動に留意したアクティブな観光行動「アクティブツーリズム」や、運動や食事管理などを通じて心身を良好な状態に改善する「ヘルスツーリズム」、大自然の中で冒険的なアクティビティに挑戦する「アドベンチャーツーリズム」なども、スポーツツーリズムに含まれる。

Research and Marketsの調査によれば、スポーツツーリズムの世界市場は年平均成長率16.1%で成長する見通しで、2020年の4000億ドル(56兆円)から、2030年に1兆8300億ドル(260兆円)まで伸びると試算されている。

コロナ禍を経て、三密を避けて自然の中でアクティビティを楽しむ旅行スタイルや、自転車やカヌー、ゴルフなどの「サイレントスポーツ」が多くの国々で定着したことも、市場成長に拍車をかけている。

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