特集1 水素社会実現への道筋

大企業、スタートアップ、地域の戦略

2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、「水素」への注目が集まっている。水素は利用時にCO2を排出しないクリーンなエネルギーであり、日本各地で水素サプライチェーン構築に向けた取り組みが始まっている。一方で、水素を「つくる」「運ぶ」「貯める」「使う」という各フェーズには、まだまだ技術面の課題も多い。本特集では、大手企業からスタートアップ、自治体まで、水素の社会実装に向けた発想力豊かな新規事業を取材、水素社会実現への道筋を分析する。

 

CONTENTS

「大競争時代」に突入した水素ビジネス(総論)

「未来の街」で水素の可能性を模索(ウーブン・プラネットHD)

サプライチェーン全体に技術を提供(川崎重工業)

水素の社会実装へ、広く可能性を模索(関西電力)

地域発、「水素技術の交差点」を目指す(山梨県)

新たな選択肢「水素エンジン」の可能性(i Labo)

日欧で大きく異るFCV戦略

地域資源・特性を活かした実装がカギ(自治体戦略)

「日本初」の技術で水素社会へ