「デジタル田園都市」のトップランナー5選

「デジタル田園都市国家構想」では、成長産業の創出や交通・物流の確保、教育機会や医療・福祉の充実といった地域課題をデジタル実装によって解決することを目指す。そのモデル事例を、同構想実現会議資料や総務省「ICT地域活性化大賞」などから紹介する。

鹿児島県肝付町
自治体主導による「スマート畜産」

肉用牛生産が基幹産業である肝付町は、担い手の高齢化が進んでいる。そこで町は酪農・畜産向けIoTソリューションを提供するファームノートなどと連携し、国内初となる自治体主導での、ICTを活用した肉用牛生産者の労働力軽減と生産性向上を図る社会実験を実施している。町の主導で生産者をグループ化し、アプリを実装。具体的には、紙や黒板等でアナログ管理をしていた繁殖母牛の個体情報管理をクラウド活用でデータベース化したり、肉用牛の発情兆候をIoTセンサーで確実に発見し、クラウド経由でスマートフォンに通知する仕組みを構築している。また、これまで個人利用していたデータを町、県、農協などの関係機関で共有し、経験の浅い若手生産者への営農指導等に生かしている。

こうした取り組みの結果、平均分娩間隔が2015年の408日から2019年には400日へと大幅に減少するなど、生産者の労働力軽減や生産性向上が達成されている。町はこの仕組みを活用し、新規就農者数の向上や持続可能なスマート畜産の実現を目指していく。

肝付町はICTで基幹産業を高度化(町HPより)

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