数字で見る千葉県 京葉臨海地域が製造業の要
地域ごとに多様な文化と産業がある千葉県。京葉臨海地域には素材・エネルギー産業が集積する京葉臨海コンビナートがあり、同コンビナートの製造品出荷額等は県全体の6割を占めている。全国有数の農業県でもあり、大根やマッシュルーム、かぶ、落花生などが全国1位の生産量を誇っている。
京葉臨海地域における
製造品出荷額等の内訳(2019年)
京葉臨海地域(東京湾沿岸の10市にまたがる臨海埋立地)における製造品出荷額等は県全体の60.0%、事業所数は11.9%、従業者数は27.2%を占めている。素材・エネルギー産業が集積する日本最大のコンビナートを有し、県の経済の要となっている。
千葉県の産業
卸売業、小売業は売上高の県内割合が38.4%で、事業所数、従業者数の県内割合とともに1位となっている。卸売業、小売業の売上高の内訳を見ると、各種商品小売業が22.6%を占める。一方、製造業の売上高の割合は全国平均よりも10%少ない。
また事業所数、従業者数はいずれも全国9位、労働生産性(企業単位)は18位であった。
産業大分類別に見た売上高の構成比(企業単位)
産業大分類別に見た事業所数と従業者数(事業所単位)
千葉県の製造品出荷額等の推移
千葉県の製造品出荷額等は11兆9264億円 (2020年)で、全国8位。ピークは2008年で、以降は増減を繰り返している。近年、事業所数は減少傾向、常用従業者数は横ばい傾向にある。
第1位 石油製品・石炭製品製造業
2008年のピーク以降、化学工業と入れ替わりながら県の製造業を牽引する。
第2位 化学工業
かつては1位の時代もあったが、ここ数年は横ばい傾向にある。
第3位 食料品製造業
緩やかに増加しており、2018年に過去最高額を記録している。
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