SBイノベンチャーが旅行特化動画SNSのPoC開始 STATION Aiらが伴走

ソフトバンクグループの社内起業制度から生まれた事業アイデアの事業化を行うSBイノベンチャー(東京都港区)は2026年1月30日、旅行特化型動画SNSアプリ「NewTravel(ニュートラベル)」のPoC(概念実証)を愛知県犬山市内で開始した。同社は、日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」(愛知県名古屋市)を運営するSTATION Ai(愛知県名古屋市)、東海テレビ放送(愛知県名古屋市)、犬山観光プロモーション協議会(犬山市・犬山市観光協会)が共同で2025年12月に開催したオープンイノベーションプログラム「ふるさとイノベーションコンテスト 犬山市」において、グランプリを受賞。賞金100万円とともに、3カ月間のPoC実施権が授与されていた。

2025年12月2日に開催された「ふるさとイノベーションコンテスト」の最終審査の様子

「NewTravel」は、テクノロジーを活用して「日本の地方の魅力を世界中に伝える」「観光業に持続可能なモデルを提供する」をミッションに掲げ、「魅力的な場所が見つかる」をコンセプトにした旅行特化型の動画SNSアプリ。地域の観光スポットや宿泊先、飲食店などに関する投稿動画から、魅力的な場所を新たに発見することができ、アプリ経由でホテルや旅館、飲食店などの予約ができる。

具体的には、「みんなで創る動画ガイドブック」および「動画自動編集AI」を活用し、犬山市全体を丸ごと動画ガイドブックとして映像で発信。また、NewTravelの「デジタルスタンプラリー」や「旅行プラン自動生成AI」などの機能を用いて、市内の回遊性を高めるとともに、宿泊促進やオーバーツーリズム課題の解消に取り組む。さらに、地域住民による動画投稿に対してポイント還元を行うなど、新たに地域参加型の取り組みを概念検証の期間中に実施する。

「ふるさとイノベーションコンテスト」は、STATION Aiと東海テレビが地域活性化プロジェクトとして共同運営し、自治体・地域団体と連携して地域課題解決を共創するオープンイノベーションプログラム。今回は、犬山観光にさらなるイノベーションを起こすことを目的にスタートアップからの提案を募集し、書類選考や犬山観光プロモーション協議会とのマッチングを経て提案をブラッシュアップした後、2025年12月2日に最終審査を実施した。