ニフコ 「アイデアをカタチにする力」で新市場を開拓する

プラスチックファスナーの製造を祖業とし、自動車産業のパイオニアメーカーへ、さらにイノベーションを追求する多角的企業へと進化を続ける株式会社ニフコ。高い技術開発力を礎に、現在は複数の新規事業を模索中だ。新事業開発や、変革のカギを握る「越境人材」の育成について、柴尾社長に話を聞いた。

柴尾 雅春(株式会社ニフコ 代表取締役社長兼CEO)

樹脂製ファスナーの開発で
産業界に驚きを与えたニフコ

株式会社ニフコは、工業用プラスチックファスナーの製造・販売を目的に1967年に創業された。1970年には「日本工業ファスナー株式会社」(Nippon Industrial Fastener Corporation) の頭文字を取って現在の社名に。「つなぐ・束ねる・結びつける」という役割を担うプラスチックファスナーの、「錆びない・軽い・扱いやすい」という特長を最大限に生かし、金属製部品が主流だった産業界に大きな驚きを与えた。

横須賀市にあるニフコ技術開発センター。自動車や家電などに用いるプラスチック製機能部品の研究開発拠点

やがて、自動車業界の発展とともに多くの自動車に同社製品が搭載されるようになると、ファスナー単体だけでなく、ユニット製品へ移行することで売上を大きく伸ばしていった。

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