社会とビジネスデザイン教育を実践 女子美大「共創デザイン学科」

女子の美術大学は世界でも2校のみという希有な存在の女子美術大学が、新学科「共創デザイン学科」を開設した。従来の美大の枠を超え、多様な領域の人たちと共に新しい価値を創造する「共創型リーダー」を育成するための学科だ。開設の提案者である学科長の松本博子教授に話を聞いた。

文・矢島進二 日本デザイン振興会 常務理事

松本 博子 女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科 学科長

近年、企業内には「ビジネスデザイン部」が設置され、「ビジネスデザイナー」を肩書に掲げるデザイナーが増えている。これはビジネスとデザインが急接近した証であり、最近の美術系大学における再編の柱となっている。

こうした中、芸術による女性の自立を目指し、私立美術学校としては最も歴史が長く、120年以上にわたり数多くのアーティストやデザイナーを輩出してきた女子美術大学の杉並キャンパスに、新学科「共創デザイン学科」が4月に誕生した。

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