長年の運営で蓄積された「相乗り」の強み 交通課題の解決にも寄与

アディッシュプラスが運営する「notteco」は、移動の目的を持ったドライバーに、同じ方向に向かう人が相乗りする、カープール型のライドシェアサービスだ。国内では先駆け的存在で、現在の会員数は約4万人。ライドシェア全面解禁後は地方における交通課題を解決するプレーヤーとしても期待される。

石川 琢磨　アディッシュプラス 代表取締役

移動に要した実費を
同乗者で割り勘

nottecoのサイトで「地域から探す」の項目から「関東地方発」を選んで検索すると100件を超える情報が出てくる。そこには、発着地、車種に加え、ドライバーの性別、年齢、評価などの情報が載っている。相乗り希望者は、システム内のメールでドライバーにコンタクトして申請をし、承認が得られればマッチングが成立。費用は相乗り終了後に支払うシステムだ。費用については、移動に必要なガソリン代や高速道路代などの実費を人数分で割り勘して負担するためタクシーよりも安い金額で利用できる。