森永乳業がビフィズス菌で老化研究を推進 菌体事業の4年で2倍への拡大と海外展開を目指す

(※本記事は「食品新聞」に2026年10月16日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

宮地一裕取締役常務執行役員研究本部長
宮地一裕取締役常務執行役員研究本部長

森永乳業が、半世紀以上にわたり培ってきたビフィズス菌研究を新たなステージへ進めている。1969年に発見されたビフィズス菌BB536を核に、整腸、免疫、認知機能など研究領域を広げ、7月には「老化」に着目した研究成果を発表。ビフィズス菌を含む菌体事業を成長領域に位置付け、今中計では4年間で2倍への拡大を目指す。

同社のビフィズス菌研究は、健康な乳児の腸内にビフィズス菌が多いことへの着目から始まった。1969年にBB536が発見されて以来、ヨーグルトへの応用から菌末、育児用食品、BtoB向け原料などへ領域を広げ、これまでに30か国以上で食品に使用されてきた。1996年には生菌末化製造技術を確立するなど、食品への応用を支える技術も蓄積してきた。

今回、新たな研究領域として示されたのが「老化」だ。50~74歳の過体重男性を対象とした臨床試験では、BB536配合ヨーグルトの摂取と食事・運動習慣の改善を3か月間行った結果、DNAメチル化情報から算出する老化速度の指標「DunedinPACE」が対照群に比べ約2.3%低下した。

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