「メディア化」企業の成功法則 コンテンツマーケティングで稼ぐ

非メディア企業による情報発信が容易になる中で、自社のコンテンツを活用したマーケティング戦略が、注目を集めている。コンテンツマーケティングの達人が語る、成功するための秘訣とは?

佐藤秀樹インフォバーン プロデュース部門長・執行役員

「1、2年前から、『コンテンツマーケティングを検討している』といった企業からの相談が相次ぐようになりました」

98年の創業時より「コンテンツ中心主義」の取り組みで企業を支援しているインフォバーン。同社の佐藤秀樹プロデュース部門長・執行役員は、多くの企業でオウンドメディア(自社が所有するメディア)戦略が重要視され始めたことを肌で実感している。

コンテンツマーケティングを導入する場合に、目的や規模はそれぞれだが、自社サイトのメディア化が有効な戦略の一つだ。

インフォバーンで手がけるオウンドメディア戦略は、大きく2つのパターンに分けられる。一つは、自社で大規模なウェブメディアを立ち上げる戦略。もう一つは、自社が持つコンテンツを有効活用して、デジタル上のユーザーに届けることでマーケティング目標を達成させる戦略だ。

前者の例が、資生堂のウェブメディア「Beauty&Co. 」。既存の雑誌メディアや大手ウェブサービスのように編集部を設置して運用し、「美のきっかけ」につながる情報を豊富に提供している。そうした本格的なウェブメディアの運営には、多大な経営資源、コストが必要となり、実践できる企業は限られるのが現実だ。

一方の後者、自社資産有効活用型のコンテンツマーケティングは、多くの企業が導入可能だ。佐藤氏は、コンテンツマーケティングの導入にあたっては、「目的の明確化」が重要と語る。

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