ジョルテ 地域の情報をカレンダーに集約、地域を活性化

カレンダーサービスとイベント情報を融合したカレンダープラットフォームの構築を目指すジョルテ。地域情報の集約と新しいつながりの創出を目指す同社の取り組みを下花剛一社長に聞いた。

〈スマートシティカレンダー〉構想

紙の手帳のような使いやすさとデジタルならではの多彩な機能をあわせもつ、スマホ・タブレット向けカレンダー&システム手帳アプリ『ジョルテ』を中心としたカレンダーサービスを提供するジョルテ。

紙の手帳を徹底的に研究し開発された『ジョルテ』は、ユーザビリティにこだわり、カスタマイズ性能が高いのが特長。日本語をはじめ28カ国語に対応しており、リリース以来、全世界で3400万、日本でも1400万ダウンロード(2021年3月時点)されている人気アプリだ。

カレンダー&システム手帳アプリ『ジョルテ』の画面。アプリに地域の情報を集約する〈スマートシティカレンダー〉構想を推進していく

社長の下花氏は「我々が目指しているのは単に『ジョルテ』アプリのユーザー数を増やすことではなく、イベント情報を集約するカレンダー型のプラットフォームを作ること」と話す。

下花 剛一 ジョルテ 代表取締役社長

同社は2018年4月、イベント情報配信サービスの国内最大手であるイベントバンクを子会社化。カレンダーサービスと地域のイベント情報を融合したカレンダープラットフォーム・スマートシティカレンダー構想に取り組んでいる。

デジタル化されていない情報をデジタル化していくのがDXの第一歩だが、情報がデジタル化されたからといって、それだけで便利になるわけではない。情報は増えれば増えるほど、本当に必要なものを見つけることが難しくなる。

「自分の予定を軸に、自分が興味・関心のあることを能動的に探すのではなく、受動的に知ることができる。そこに新しい価値を見出したいと思っています」

今年2月にはジョルダンと協力し、乗り換え案内アプリとジョルテカレンダーの連携を開始。人の行動に軸を置いた、新たな統合型プラットフォーム「ジョルジョル」の構築も開始している。

デジタルの力で新しいつながりを

スマートシティカレンダーを活用し、地域の小中学校と幼稚園の年間行事や給食献立をカレンダーに配信。それを見ているユーザーに対し、子育てイベントなど地域の子育てに関する情報をあわせて配信する試みなども行う。

「スマートシティカレンダーをツールに、学校・子どもを中心とした地域づくりにつなげられれば」

地域や人のつながりが薄くなるなかで、デジタルの力で新しいつながりを作る。地域のさまざまな情報を集約することで、学校だけでなく、地域全体を活性化することを構想する。

「地域情報の一部のデジタル化はこれまでも行われてきました。今後はバラバラのデジタル情報をつなぎ、新しいつながりや価値を創ることが、我々が行うべきスマートシティに向けたDXだと考えています」

 

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株式会社ジョルテ
MAIL:info@jorte.co.jp
URL:https://www.jorte.com/

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