Sunset films 音や映像で地域や企業のブランディング支援

Sunset filmsは高崎市に本社を置くトータルブランディング企業だ。北関東を中心にグラフィックデザインや写真・映像制作、3DCG、WEB・EC制作などを手がけ、企業や地域のブランド価値を高めている。特に映像作品に強みを持つ同社の創業者で代表取締役の井埜涼太氏に話を聞いた。

井埜 涼太(Sunset films代表取締役)

高校時代のバンド活動が原点
ネット戦略の成功から起業へ

井埜氏の活動の原点は高校時代から続けてきたバンド活動だ。一度はインディーズでデビューするも思うような反応を得られず、やむなく20歳で看護師の道に進んだ。しかし、20代後半にパソコンで楽曲制作するデスクトップミュージックがはやり始め、仕事の傍ら作曲活動を再開する。「SNSを活用すれば、これまでとは異なる形で多くの人にアプローチできるのでは」と考えた井埜氏は勤務先の同僚らの協力を得ながら演奏や映像制作をオンラインで発表。その反響は大きく、無名ながら初ライブには約100人が集まった。このときのバンド名が「Sunset films」だ。

この成功体験から井埜氏は「自分が演者として表に出るよりも、クリエイターを支えて作品の質を高めたい」と考えるようになり、2019年にアーティストのMV等を制作するチームを始動。2020年にはクリエイター集団「Black Tree Innovation」を立ち上げて、企業のPVや行政の観光映像などの受託制作に乗り出す。手掛けた作品は国内外で高く評価され、依頼が急増したことから「これからは映像やデザイン、ホームページなどをトータルで手掛けることで、より大きな価値を提供していこう」と考え、かつてのバンド名のSunset films名義で株式会社を設立した。

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