ジャングルデリバリー オリーブを要に農業で新価値を創造

2017年設立の農業スタートアップ、ジャングルデリバリー。代表取締役の三田英彦氏は、2024年春まで、館林市の老舗文房具店、三田三昭堂の3代目経営者として2社を率いていた。三田三昭堂は4代目が承継したが、祖業の文房具と農業には「アップサイクル」という共通のミッションがあると話してくれた。

三田 英彦(ジャングルデリバリー 代表取締役)

社会課題の解決を事業とする
ゼブラ企業であることが理念

ジャングルデリバリーの理念は、評価額10億ドル以上の急成長ベンチャーを指す「ユニコーン企業」に対し、近年注目される、社会課題の解決を目的に持続可能な成長を目指す「ゼブラ企業」であることだ。「ゼブラ企業は、地域創生においてもこれから必要なキーワード。私たちは地域に貢献できるアクションを起こしていくことを事業としています」と話すのが、代表取締役の三田英彦氏である。

その要がオリーブの木だ。ジャングルデリバリーの事業の中心はオリーブの苗の育成と販売で、購入者には栽培方法も伝授する。同社で確立させた、農薬や化学肥料を使わない有機JAS認証を取得した自然農法だ。この事業を通して、遊休農地でのオリーブ栽培転作を提案する。

ジャングルデリバリー提供のオリーブの木は2025年に1万本になる見込み

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