森エンジニアリング 土木技術者育成のための新事業開発を目指す

高速道路のほか、全国の自治体から土木工事の施工管理や点検業務、調査設計業務などを請け負う森エンジニアリング。桐生市唯一の建設コンサルタント会社である同社は今後、土木業界の技術者育成サービスを新事業として立ち上げようとしている。同社の事業戦略について、代表の森豊洋氏に聞いた。

森 豊洋(株式会社森エンジニアリング 代表取締役社長)

公共工事の風上から風下まで
建設工事以外の全てを手掛ける

総合建設コンサルタント会社として、群馬県桐生市を拠点に全国で多様な事業を手掛けている森エンジニアリング。同社は1990年に設立し、当初は高速道路の施工管理からスタートしたが、その後自治体から測量や調査設計の業務を請け負うようになり、着実に事業領域を拡大し発展してきた。

「当社は、1990年に先代である父(現会長)と、当時専務だった母が2人で設立した会社です。元々父は建設コンサルタントで、高速道路の施工管理を中心に手掛けていたため、それを祖業として創業しました。しかし、高速道路の施工管理がないタイミングもどうしても発生してしまうため、コンスタントに仕事が受注できる体制にしようと、高速道路以外のクライアントや、自治体からの仕事も受注するようになりました。そうすると、やはりある程度の規模の人数が必要になるので、人を雇い入れ、どんどん組織化していったというのが当社の始まりです」と2024年に2代目の社長に就任した森豊洋氏は語る。

同社は現在、施工管理部門と、測量・設計・点検等を手掛ける調査設計部門の2軸で事業を展開している。自治体からは、橋梁や河川、上下水道などの構造物の測量や設計、点検を請け負ってきた。

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