瀬戸内醸造所 瀬戸内の一次産業を守り、次世代へつなぐ

「SETOUCHIを旅するワイン、SETOUCHIを旅するワイナリー」をコンセプトに誕生した、三原市の瀬戸内醸造所。2019年創業と歴史は新しいが、国際酒品評会で入賞するなど、確かな実績を重ねてきている。「ワイン屋ではない」と語る代表の太田祐也氏に、事業の狙いと今後のビジョンを聞いた。

太田 祐也(瀬戸内醸造所株式会社 代表取締役、
株式会社for C 代表取締役)

日本有数のぶどうの産地で
篤農家と取り組む六次産業化

世界基準の国際酒品評会「ルクセンブルク酒チャレンジ2022」が2022年10月、在ルクセンブルク日本国大使公邸で盛大に開催された。欧州各国の酒ソムリエ資格保持者による厳正な審査の結果、銅賞を受賞し、注目を集めたワインの1つに「2021 三原ニューベリーA」がある。広島県三原市で古くから栽培されてきた品種「ニューベリーA」のうち、高品質のぶどうのみで醸した、雑味のないピュアな赤ワインだ。

淡くて鮮やかな色と、渋みの少ないエレガントな味わいが特徴の「三原ニューベリーA」

醸造元は、三原市に拠点を置く瀬戸内醸造所。「SETOUCHIを旅するワイン、SETOUCHIを旅するワイナリー」をコンセプトに、2019年に誕生した新しいワイナリーだ。瀬戸内産のぶどうを原料に使い、瀬戸内地域の篤農家とともにワイン造りを通じた六次産業化に取り組んでいる。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り80%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。