SWCC 電線メーカーから展開 「ソリューション提案型」の企業に
総合電線メーカーのSWCCは、ROIC経営の導入と構造改革が実を結んで業績が回復し、2023、24年度は2年連続で過去最高益を更新した。今後はエネルギー・インフラ事業に次ぐ「第2の成長の柱」として通信・コンポーネンツ事業を伸ばすと共に、「ソリューション提案型の価値創造企業」への変容を図る。

小又 哲夫(SWCC 代表取締役 CEO 社長執行役員)
電線の枠を超えて事業領域を広げ、
持続的な成長を目指す
SWCCは1936年に東京電気(現・東芝)の電線部門が独立したことで、昭和電線電纜として創業。以降、通信ケーブルや電力ケーブル分野に代表される社会インフラ事業を展開してきた。2006年には持株会社体制に移行し、社名を昭和電線ホールディングスに変更。さらに2023年には昭和電線ケーブルシステム、昭和電線ユニマックを吸収合併し、SWCCとなった。
「SWCCは元々、旧社名の英文表記(Showa Electric Wire & Cable Co., LTD.)に基づくブランド名で、お客様には馴染みがありました。今後、電線の枠を超えて事業領域を広げ、持続的に成長していくため『昭和』や『電線』という言葉を外し、この社名に変更しました」。
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