J.フロント リテイリング 事業ポートフォリオ変革の鍵は「構想人材」の育成

大丸、松坂屋、PARCOなどの商業施設を展開するJ.フロント リテイリンググループは、2024年度に史上最高益を達成。しかしその裏には、成長の持続には変革が不可欠だという強い危機感があった。グループの成長戦略と人材育成ビジョンについて、小野社長と社会構想大学院大学の松江教授が語り合った。

小野圭一
J.フロント リテイリング株式会社 代表執行役社長

変革のDNAを繋いで
「価値共創リテーラー」へ

松江 2030年に目指す姿として「価値共創リテーラー」を掲げられていますが、この考えに至った背景から伺えますか。

松江英夫
社会構想大学院大学 教授/事業構想大学院大学 客員教授

小野 事業会社の中で最も大きな会社は大丸松坂屋百貨店です。大丸松坂屋は業界に先駆けて「場所貸し」(定期賃貸借)を拡大し、様々なテナントを誘致してきました。その経験から小売の形態にとらわれず、外部と共に新しい価値をつくるべきだと考えるようになりました。これが「価値共創リテーラー」の基盤になっています。特に2025年度以降は、コンテンツリテールの発想を軸に、自社で企画・保有したコンテンツを外部とも連携しながら展開しています。事業承継ファンドを通じた宮崎県の菓子メーカー「昭栄堂」への出資や、パルコによるゲームパブリッシング事業がその一例です。

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