自治体の人事DXをサポート 人材データの活用で強い組織を作る

タレントマネジメントシステムのカオナビは、職員の個性や才能を一元化・見える化して発掘する、戦略的な人事をサポートしている。導入自治体ではDXで人事業務を効率化し、戦略人事を進めている。今年1月には、実践的な人事の「学び場」となる「カオナビキャンパス」も開校した。

野田 和也
  カオナビ アカウント本部アカウント2部 部長

タレントマネジメントの目的は、組織の人材情報をオープンにし、人事だけでなく経営や現場とも共有して、組織の潜在能力を最大化することだ。カオナビはそのためのシステムで、6年連続国内市場シェアNo.1を誇る。現在の利用企業・団体数は約2300で、これには新潟県魚沼市などの自治体、独立行政法人等も含まれる。

ISMAPの認証も取得した
人事情報のクラウドサービス

「カオナビは職員の方々の個性や才能をしっかり一元化・可視化し、その発掘を可能する戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステムです。使いやすさやカスタマイズ性の高さも特長で、導入を通じて業務を効率化できます」。

カオナビ、カオナビ アカウント本部アカウント2部 部長の野田和也氏は、こう説明する。また、タレントマネジメントシステムのクラウドサービスとしては国内で初めて、「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」の認証を取得している。このため、セキュリティ面で安心できることも特長の1つとなっている。

カオナビは、社員の経験やスキル、評価などの人事情報を一括管理するクラウドシステムだ

DXで業務効率化や最適な
人材配置、離職防止も実現

自治体などの行政機関は近年、人員削減や会計年度任用職員制度による評価業務の負担増、デジタル化への対応など、大きな変化の波にさらされている。職員が日々の職務に忙殺される中、デジタルトランスフォーメーション(DX)や働き方改革を実現するためには業務効率化が必須となる。

図 DXで解決できる行政機関の人事課題

カオナビは、社員の経験やスキル、評価などの人事情報を一括管理し、事業に生かすクラウドベースのタレントマネジメントシステムだ

 

このような中でカオナビは、①評価業務の効率化、②業務効率化/ペーパーレス化、③最適な人材配置と育成の実現、④離職防止・採用のミスマッチ防止という4つの点で、自治体の人事課題解決をDXでサポートする。</p

第1の「評価業務の効率化」では、カオナビの導入を通じ、評価に合わせて給与や昇降格の目安を自動計算できるようになる。また、評価ワークフローで評価の半自動化を実現できるほか、進捗を可視化して催促が必要な人を抽出したり、一斉連絡もできる。「カオナビの評価画面では目標の入力や、期末に自己評価や一次評価のようなコメントを入れることもできます。また、自己評価や一次評価はエクセルと同様に自動集計し、自動で評価結果を出すこともできます」。

カオナビでは個々の職員の顔写真をクリックすると、人材情報が一元的に集約された個人プロファイルのページにつながる。

「例えば、ある職員の役職や入社年度、過去の評価歴などを即座に把握することができます。また、評価に関して『甘辛調整』する際は、過去の評価の推移を眺めながら調整することも可能です」と野田氏は説明する。

第2の「業務効率化・ペーパーレス化」では、手元にある紙の情報もPDF化してクラウドに集約できるほか、検索機能で必要な情報を素早く探して共有し、必要な情報がまとまった帳票を簡単に出力することもできる。

また第3の「最適な人材配置と育成の実現」では、人事異動ごとに必要となる組織図の作成を自動化できる。また、職員のスキルや評価情報を簡単に引き出し、一瞬でリーダー候補を絞り込むこともできる。さらに、カオナビ上の人材情報や分析を基に職員の最適な配置や育成ができ、その検討ではシミュレーションも可能になっている。

「例えば、カオナビ上で行ったアンケートで異動を希望した人を色付けして表示し、それらの人たちの配置を検討することもできます。また、入社年度を基準に古株の方から順に並べて表示し、それぞれの適性やキャリアに合わせて配置を検討することもできます」。

第4の「離職防止・採用のミスマッチ防止」では、近年増加している若手の離職のタイミングを把握することもできる。「例えば、『体調が良いか』、『よく眠れているか』といった簡単なアンケートを定期的に行い、結果をリアルタイムで集計し、組織や個人ごとのスコアの上下を把握することもできます」。

アンケートを通じてメンタル不調の職員が見つかった場合には、リアルタイムでフォローして離職防止にもつなげられる。一方、採用に関しては、カオナビで優秀な人材の特徴分析を行い、採用すべき人材を明確化することも可能だ。

実践的な人事の「学び場」
カオナビキャンパスも開校

カオナビを導入している新潟県魚沼市では、評価のワークフローをカオナビ上に一元化し、業務全体の効率化につなげている。カオナビの評価ワークフロー機能の利用によって、個々の職員によるデータ入力がスムーズになったという。

また、評価シートのクラウド化を通じ、年間約2850枚のペーパーレス化を実現した。これに伴い、管理スペースの削減や、紙を管理する煩雑さがなくなるという効果もあった。市ではこれらの効率化によって生じた時間を、働きやすい環境づくりや評価制度の改善など、人事本来の仕事に活かしていくという。

「他の導入自治体でも同様に、評価業務や人事業務で紙やエクセルを減らして効率化しています。また、顔を見ながらの異動や昇降格のシミュレーションもできるため、納得感ある形で職員の方々の育成や配置に活用いただけます」と野田氏は胸を張る。

他には、婚姻や住所変更などの職員の身上申請をカオナビでデジタル化した自治体もある。また、データベースを庁内で一部開示し、コミュニケーション活性化に役立てている事例もある。開示する情報は1つ1つについて権限を制御でき、一般職員や管理職を分けて開示するデータを選択することも可能だ。

一方、カオナビでは、人事を実践的に理解できる「学び場」として、今年1月から「カオナビキャンパス」も開校している。カオナビキャンパスでは、オフラインで交流できるイベントやセミナーに加え、新しいオンライン施策も用意されている。

「カオナビキャンパスは、タレントマネジメントや人事制度などについて、自治体・企業同士で実践的に学び合うこともできる場です。カオナビではもちろん専任の者によるしっかりした伴走も行っており、システムとノウハウの両輪で皆様をサポートしていきます」。

 

お問い合わせ先

株式会社カオナビ
TEL:03-6633-2781
URL: https://www.kaonavi.jp/

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