「衰退」を「成長」に変える 日本企業の越境EC成功戦略
国内市場の縮小が避けられない今、多くの企業にとって海外展開は重要な経営課題だ。今回は、18年にわたり日本企業の海外進出を支援する世界へボカン株式会社の徳田祐希代表取締役にインタビュー。創業から現在に至るまでの「進化する構想」と、地方の中小企業が世界で勝つための具体的な秘訣を伺った。
「国内事業は一切やらない」
退路を断った社名に込めた創業の覚悟
―創業当初から海外展開支援に特化されていますが、その背景にある事業構想の原点や、ユニークな社名の由来について教えていただけますか。
私たちの事業構想には、創業時から変わらない3つの軸があります。第一に「日本の魅力を世界に届ける」というミッション。第二に「クライアントを必ず勝せる組織であること」。そして第三に「組織として再現性のある価値を提供すること」です。
今の会社はMBOで設立したのですが、その際に「海外、特に英語圏の支援しかやらない」と決めました。その退路を断つ覚悟を社名に込めたのが「世界へボカン」です。前職のサービスサイト名だったのですが、これ以上ないほど海外事業に特化したインパクトがあるでしょう(笑)。この名前に覚悟を込めて、私たちは海外マーケティング専門の道を歩み始めました。
危機を好機に変えたYouTube戦略
ノウハウの可視化が組織を劇的に強くした
―創業から18年、事業はどのように進化しましたか。特に、コロナ禍という大きな転換点で、組織が抱える課題をどう乗り越えられたのでしょうか。
創業当初は、私のようなベテランと若手メンバーとのスキル差が課題でした。解決の転換点となったのが、
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