愛知県三河山間地域の農山村の起業家育成 「生業」プロジェクト
愛知県では、地域の生業を起こす担い手を募集し、そのフォローを行っていく「三河の山里サポートデスク事業」を2016年度より推進している。2021年度、事業構想大学院大学では7~9月まで「なりわいプロジェクト」として構想案のブラッシュアップ支援を行った。
「なりわいプロジェクト」の構想案をブラッシュアップするため、熱い議論がなされた
イノベーティブな生業を構想する
プロジェクトの実施
生業(なりわい)とは稼業であり、生活を維持させていくための仕事を指す。生活の基盤を作らない限り、地域の持続性を維持させることは難しい。とは言え、単なる生業だけを考えるのであれば、地域や社会にインパクトを与える着想よりも、無難でありふれた発想に陥りやすい。そこで本学では、この山里サポートデスク事業にイノベーション研修「なりわいプロジェクト」として参画し、実装に向けたなりわい実践者たちの事業プランのブラッシュアップとキラーコンテンツを創出させるべく、3カ月間の集中ワークショップを実施することになった。
妄想から実装への形成プロセスを支援する
なりわい実践者のメンバーは多彩だ。元公務員や猟師、鷹匠等々いずれも都会からの移住者やUターン者で、新たな活躍の場を地域に求めてやって来た面々だ。そうした実践者に対してリモートによる3回の集中講義と、新城市・湯谷温泉「Hoo!Hoo!」内シェアオフィスでの集中講義、及び最終発表の計5回に渡って、7月6日から9月16日までプロジェクトは実施された。
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