ARの新スポーツで世界へ 目指すはサッカーを超える巨大ビジネス

ウェアラブルデバイスとARを活用し、魔法のような技を放って、対戦を楽しむ。テクノスポーツ『HADO』を展開するmeleapは、2017年10月、総額3億円の資金を調達。すでに7ヵ国に導入店舗があり、世界大会も開催するなど、グローバル展開を進めている。

福田 浩士(meleap CEO)

テクノロジーとスポーツを掛け合わせた、これまでにない日本発のコンテンツが海外進出を加速させている。

世界的に人気の漫画『ドラゴンボール』に登場する「かめはめ波」や、世界大会も開かれる大ヒットゲーム『ストリートファイター』の「波動拳」。そうした技を現実世界で繰り出せるAR(拡張現実)を活用したテクノスポーツ『HADO』が注目を集めている。

『HADO』は2018年5月時点で、世界7ヵ国25施設に体験可能な店舗があり、日本だけでなく、シンガポールやマレーシアなどのアジア、アメリカ、スペインにも広がっている。開発したのは2014年1月に設立されたベンチャー、meleap(メリープ)だ。

『HADO』は、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着してプレーする。『HADO』シリーズとして4種類の競技が開発されているが、代表的なのは、3対3で競い合う対戦型だ。プレーヤーが手を突き出すと、対戦相手に向けて「エナジーボール」が放たれ、それが当たれば得点。各プレーヤーはアクティブに体を動かして「エナジーボール」を避けたり、「シールド」で防御したり、メンバーと作戦を練ってチームプレーで勝利を目指したりする。

腕を前に突き出して「エナジーボール」を放ち、腕を下から上に振り上げて「シールド」を発動。『HADO』では熱いバトルが繰り広げられる

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