2018年1月号
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地域×デザイン まちを編みなおすプロジェクト

診察室をフリーアドレス化 「ユニバーサル外来」に見る未来の病院

鈴木 紗栄(日本デザイン振興会)

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高齢化が進むなかで、総合病院に新しいデザインが求められている。石川県七尾市の恵寿総合病院は、新棟竣工に合わせて「ユニバーサル外来」を新設。診療科ごとの縦割りが当たり前だった病院デザインを刷新し、注目を集めている。

2013年度に竣工した恵寿総合病院本館(新棟)

本館に新設した「ユニバーサル外来」の受付

石川県七尾市は能登半島の中央部に位置する街。能登地域の中心都市でありながらも山と海の自然に囲まれた場所だ。

恵寿総合病院はこの地で80年以上にわたり地域医療を支えてきた地元密着型の病院。現在は病床数426床、職員は約800人に達する。

初代の神野正隣氏が1934年に創設し、現理事長の神野正博氏で3代目。代々、その時代の医療機関ではまだ取り組んでいない新しいことにチャレンジしてきた。全国でいち早く病院救急車を導入したり、日本初の医療・介護コールセンターの立ち上げや、薬剤や診療材料のPOS管理(SPD)の導入、院内への24時間コンビニエンスストアの設置など、この病院から始まり全国の病院に普及される事例を多数生み出してきた。

医師別・診療科別であった診察室はフリーアドレス化された

患者がいつでも気軽に自分の診療情報を取り出せるシステム

七尾湾を望む立地を生かし明るくリラックスできる院内の待合空間

診察室をフリーアドレス化
デジタルサイネージで患者を誘導

恵寿総合病院は2013年度に新棟(本館)を竣工した。建設では、病院と医療の未来像を見据えて2つの問題解決を目指したという。

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