福岡ひびき信用金庫 進取の精神で人をつなぎ、地域を活性化

福岡県北九州市に本社を置き、2024年には創立100周年を迎える、福岡ひびき信用金庫。福岡県一円と山口県下関市、大分県中津市を事業エリアとして、地元の中小企業や住民など、会員数は7万2600人を超える。これまでの歩みと今後の戦略を、理事長の井倉眞氏に聞いた。

井倉 眞(福岡ひびき信用金庫 理事長)

地域社会の発展を支える創立97年の信用金庫

福岡ひびき信用金庫(通称、ひびしん)の原点は、1924年に設立された有限責任信用組合八幡庶民金庫までさかのぼる。

1951年には信用金庫法の制定に伴い改組改称して「八幡信用金庫」となり、1963年の北九州市発足により北九州八幡信用金庫へ改称。2001年に若松信用金庫と合併し、「福岡ひびき信用金庫」が誕生した。

2003年には、福岡ひびき信用金庫・新北九州信用金庫・門司信用金庫・築上信用金庫・直方信用金庫の5金庫合併が実現した。現在は北九州市を中心として、福岡県内に45店舗、約600人の役職員を擁する。

「信用金庫は、地元の中小企業や住民の皆様が会員となり、お互いに助け合い発展していくことを理念として運営している相互扶助型の金融機関です。当金庫も地元の皆様からお預かりした資金をもとに、必要としている地元のお客様へ融資を行い、地域社会の発展に寄与することを目指しています」と、2020年に理事長に就任した井倉氏は語る。

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