富山第一銀行 盤石な財務基盤を強みに総合金融グループへ変革

2032年度までの長期ビジョン「ファーストバンクVISION10」に取り組む富山第一銀行。2026年3月期の決算では連結純利益が過去最高の150億円となり、前半5期分の目標を前倒しで達成した。金利や株価の動きを追い風にした運用で原資をつくり、地域の成長を支えるパートナーへの脱皮を目指している。

野村 充(株式会社富山第一銀行 取締役頭取)

「第一」の名に込めた
お客さまファーストの精神

富山市西町に本店を構える富山第一銀行は、富山市内に28店舗、インターネット支店を含め全国に66店舗を構える地方銀行だ。1944年に県内の3つの無尽会社が統合して設立された「富山合同無尽」をルーツとし、行名に「第一」という言葉を掲げて「お客さまファースト」の経営を続けている。

「お金を貸すことももちろん大事ですが、最近は各企業が抱える課題に対して幅広く支援を行い、その結果として資金需要が出てくればこれにお応えする、という考え方を大切にしています。自力での計画策定が難しい中小企業に対し、どう売上を伸ばし利益を上げるかを一緒に考え、そのフォローアップをしていく。後継者問題の解決や、M&Aのニーズ等があれば、必要な情報提供、お手伝いもしています。特に北陸は昔から女性の就業率が高く、他地域に比べて労働供給の伸びしろが乏しいため、人手不足は深刻な問題です。単なる人材紹介にとどまらず、今いる社員を有効に活用するための客観的な人事制度の構築などもオーダーメイドでお手伝いできるよう心がけています」と同行の野村充頭取は語る。

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