食品卸が営業と物流を代行 人手不足に悩む地方メーカーの販路拡大を支える新ビジネス

(※本記事は「食品新聞」に2026年7月1日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

食品卸がメーカーに代わり、営業や物流を担う動きが広がっている。人材不足による営業力の低下や物流費の高騰など、メーカーが抱える課題の解決につなげるとともに、卸にとっては新たなビジネスを創出する機会としても期待される。

加藤産業は6月1日、メーカーの営業を代行する新会社、KTセールスパートナーズを設立した。「これまで卸として培ってきた経験と全国の営業ネットワーク。こうした基盤を活用し、メーカーの販売拡大に貢献する」(加藤産業・社長室)のが目的だ。

メーカーの商品を売り込むのは卸の本業だが、今回の新会社は帳合とは関係なく営業を行うのが特徴。つまり、加藤産業と競合関係にある同業卸にも営業する。

主なターゲットとして想定されるのが、地方のメーカーだ。人口減による人員不足で営業担当者を増やすのが難しく、販路の拡大に苦心する。こうした悩みを持つローカルメーカーは多く、ニーズは強いとみられる。

人手不足に悩むのは大手メーカーも同様。拠点の統廃合を進め、営業力が手薄なエリアも生じた。

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