配合飼料のトップメーカー 国産畜水産物の安定供給を飼料で支える

畜産・水産業に欠かせないのが、家畜や養殖魚の餌となる配合飼料だ。2014年の統合を契機に、国内トップの配合飼料メーカーとして成長を続けるフィード・ワン。危機感を原動力に販売数量を着実に伸ばしてきた同社は、次の10年を「第2創業」と位置づけ、設備投資やDX、人材育成を強化していく。

庄司 英洋(フィード・ワン 代表取締役社長)

2社が合併して誕生したトップ企業
危機感をプラスの力に

2014年、配合飼料会社2社の統合によって誕生したフィード・ワン。養鶏、養豚、養牛事業者向けを中心とする畜産飼料では15%、養殖魚向けが柱の水産飼料では18%のシェアを持つ。24年4月に策定した中期経営計画では、国産畜水産物の供給を支え続けていくために6年間で600億円の投資を行う決断をし、配合飼料トップメーカーとしての覚悟を示した。

「フィード・ワンが1年間に販売する配合飼料の量、370万トンは東京ドーム5杯分に当たります。家畜や養殖魚の命を支えるために、大量の配合飼料を安定的に、かつリーズナブルな価格で供給することが当社の使命です」と、同社社長の庄司英洋氏は語る。

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