大学入試DXのODKソリューションズ 個人がデータを活かす社会を切り開く
大学入試DXを支援する大学受験ポータルサイト「UCARO」を軸に、教育・金融・医療の分野で機密性の高いデータ処理を強みにするODKソリューションズ。Web3.0技術を活用し、個人のデータを価値化する新たな事業にも挑戦中だ。強みを活かしつつ、次世代のデジタル社会へサービス展開を加速させる。

勝根 秀和
(ODKソリューションズ 代表取締役社長)
教育、金融など、機密性が高い
大量のデータ処理が強み
ODKソリューションズ(以下、ODK)は、1963年創業の独立系IT企業だ。「情報サービス事業を通じて顧客の繁栄・社会の発展に貢献する」という経営理念の下、60年以上にわたって情報処理アウトソーシングサービスを提供。代表取締役社長の勝根秀和氏は、「お客様の大切なデータをお預かりして、安全に取り扱うことを得意とする情報サービスの会社です」と語る。
コアとなる事業領域は、①大学入試のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する教育関連サービス、②証券会社などの金融機関向けサービス、③業務提携先の臨床検査システム運用を主とした医療関連サービス、④その他一般事業としての人材育成サポート事業、という4つだ。これらはエドテック、フィンテック、ヘルステック、HRテックといわれる領域になる。
「いずれの領域でも機密性の高い大量のデータ処理が必要で、それらのデータを正確に処理することで多数のお客様のご期待に応え、信頼を得てきました。これが、私たちの大きな財産でもあります。今後はこの財産を活かしつつ、新たな成長戦略を展開していきます」。
現在の主力事業は教育関連サービスで、大学入試業務は創業翌年から受託。大学入試の領域では国内で高いシェアを誇る。2016年にスタートした日本初の大学横断型受験ポータルサイト「UCARO」は、受験生の半数以上に利用されている。
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