サステナブルなトナーカートリッジとDXで 循環型社会のオフィスをデザイン

ケイティケイが取り組むのは、使用済みカートリッジ再生から始まる循環型社会への貢献。リユース製品によるコスト削減と環境保全を両立し、トレーサビリティの確立を目指す。サーキュラーエコノミーにより、中小企業の未来のオフィスに必要な商品・サービスを提供していく。

青山 英生(ケイティケイ株式会社 代表取締役社長)

使用済みカートリッジの再生は
もったいないの発想がスタート

1971年に「カトー特殊計紙」として設立してから、今年で54周年を迎えるケイティケイ。循環型社会に貢献するリユーストナーをはじめ、OAサプライ、文具、オフィス家具、ITソリューションや環境ソリューションなど、全国1万2000社を超える顧客に、オフィス環境に関わる商品やサービスを提供する。

ATMの通帳記帳などに使用されているドットプリンタのインクリボンの巻替えを祖業とする同社。

「今でも全国200以上の金融機関と取引がありますが、使用済みのカートリッジが捨てられるのがもったいないから再生しよう、という発想で生まれたのが再生リボンです」と同社社長の青山英生氏は話す。

発売から約47年が経つ再生リボンは、これまでに累計500万個ほどを各金融機関に収めてきた。

同社の大きな転機となったのはMicrosoft Windows 95の登場。トナーを使ったプリンターが普及するのに合わせ、現在のメイン事業であるリユーストナーをスタートした。

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