カインズの第三創業 デジタル推進で拓く新しい小売業

コロナ禍においても好業績を誇るホームセンター大手・カインズ。2019年に「第三創業」への移行を宣言し、創業家からプロ経営者である高家正行氏に経営が引き継がれた。中期経営計画『PROJECT KINDNESS』を進める高家氏は、未来のカインズをどこに導こうとしているのか。

高家 正行(カインズ 代表取締役社長 CEO)

「経営のプロ」が挑む“第三創業”

2019年3月にカインズの創業家から代表取締役を引き継いだ高家正行氏は、2008年から2013年にミスミグループの社長としてリーマンショック後の同社を成長させた実績を持つ“プロの経営者”である。現在、カインズの“第三創業”の改革を進めている。

カインズの前身は、同社やワークマンを擁するベイシアグループ創業者の土屋嘉雄氏が1978年に立ち上げたアメリカのホームセンターとディスカウントストアを融合した日本型ホームセンター。この日本型のホームセンターは高度経済成長期のなか、多店舗展開と大型化で成長していく。『カインズ』となったのは1989年のことである。

「この時代が第一創業期で、成長する市場でいかに早くパイを取り、規模の優位性を獲得するかという競争が続いた時代でした」

創業家2代目の土屋裕雅氏にバトンが渡った2002年当時、日本の大量消費時代はすでに終わりを迎えていた。流通業のパイの拡大が見込めないなかで2代目社長が仕掛けたのが自社開発商品を製造・販売するSPA化だ。

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