ユーグレナ、香港EcoCeresと連携 脱炭素社会へバイオ燃料の需要に対応
バイオディーゼル燃料の用途開拓を進めてきたユーグレナ。需要増を見越し、バイオ燃料ユーザーが必要な時に確実に供給が受けられる体制を構築すべく世界有数のバイオリファイナリー企業と連携した。
ユーグレナは、香港のバイオ燃料メーカーEcoCeres(エコセレス)社と連携すると2024年11月18日に発表した。EcoCeres社が中国で製造する、廃食用油由来のバイオディーゼル燃料HVO(水素化植物油)やSAF(再生航空燃料)を日本で販売する。
バイオディーゼルの安定供給実現
更なる市場の拡大につなげる
EcoCeres社は、香港のガス大手企業Hong Kong and China Gas社の子会社として設立された、再生可能燃料の専業メーカーだ。国際持続可能性カーボン認証(International Sustainability & Carbon Certification、ISCC)の認定を受けており、中国・上海にある自社工場は年間35万トンの生産能力をもつ。この工場でSAFとHVOを製造しているほか、現在、マレーシアに年間生産能力42万トンのSAF・HVOの製造設備を建設中だ。既に中国などでHVOやSAFの製造、販売を手がけている。同社は革新的な研究開発能力と生産能力を持つバイオリファイナリー企業として注目されており、Bain Capital、Kerogen Capitalが投資している。
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