大和ハウス工業 地域にあらゆる好循環を生み、次世代へ繋ぐ
大和ハウス工業の創業者の出身地である奈良県。同県には同社グループの人財育成拠点であり、地域共創拠点の「みらい価値共創センター」があり、「共育」「共創」「人財育成」をテーマにした様々な活動が展開されている。同施設の開設経緯や今後の構想について、センター長の川島英彦氏に聞いた。
川島 英彦(大和ハウス工業 エンゲージメント推進部 みらい価値共創センター 部長兼センター長)
創業者の出身地に由来する
大和ハウス工業の社名
戦争の爪痕が色濃く残る1955年、高品質な建物をスピーディーに提供する「建築の工業化」を目指し、大阪市で設立された大和ハウス工業。その社名は、創業者の故・石橋信夫氏の出身地である奈良県の旧国名「大和(ヤマト)」に由来する。
「創業者の石橋信夫は、奈良県川上村の出身です。起業に際し、『「大いなる和をもって経営に当たり、世の中に貢献したい』という想いから、大和を『ダイワ』と読ませ、社名に入れたと聞いています。また、その後に続く『ハウス工業』には、戦後の復興期で建物建築にかかる職人や材料が不足するなか、工業化の推進により、より早くより多くの人に安全・安心を提供したいという願いが込められています」と同社エンゲージメント推進部の川島英彦氏は語る。
現在、建設業界のリーディングカンパニーとして、国内外で住宅や商業施設、事業施設などの建築事業のほか、環境エネルギー事業などの幅広い事業を展開している大和ハウス工業。奈良県内には、住宅・建築系部材を製造する「奈良工場」や、同社最大のR&D拠点である「総合技術研究所」、同社グループの人財育成拠点であり、地域共創拠点である「みらい価値共創センター(愛称:コトクリエ)」がある。
「みらい価値共創センター(コトクリエ)」(奈良県奈良市)の外観
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