セブン銀行が描くATMの未来 常に挑戦し続け、やり切る企業に

コンビニ等に設置したATMを活用する決済プラットフォームを主軸として事業を拡大してきたセブン銀行。キャッシュレス化が進む中で、現金の入出金にとどまらないATMの多機能化を進めている。常に新しいものに挑戦し、それらをやり切る社風を通じて、グローバルカンパニーを目指す。

松橋 正明(セブン銀行 代表取締役社長)

コンビニATM最大手のセブン銀行は、2021年に創業20周年を迎え、同年4月にパーパスを策定した。「セブン銀行はセブン‐イレブンを中心にATMを設置しています。コンビニの利便性を活用して既存のサービスをリメイクし、よりお客様にとって使いやすくすることが1つの使命です」と、同社代表取締役社長の松橋正明氏は語る。

セブン銀行は、かつては銀行や郵便局まで行かなければできなかった現金の引き出しを、コンビニのATMでいつでもできるものに変えた。そしてカードレスで入出金可能なスマホATMサービスを生み出したほか、マイナンバーカード活用のような行政のデジタル化にも対応してきた。

「私たちのコアバリューは『変化対応力』で、常に世の中の変化を先読みし、自己変革を続けています。その際、特定の技術や銀行の業務に捉われず、課題にテクノロジーを紐づけ、社会の便益を高めることを目指しています。一方、ずっと変わらないのは、お客様の立場で考えること、そして挑戦を続けることの2つです」と松橋氏は話す。

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