開催間近の大阪・関西万博 共創の場づくりを今後も継続

本連載では、大阪・関西万博の参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」に登録した共創チャレンジ、共創パートナーの取組を45回にわたって取り上げてきた。連載の最終回は、「TEAM EXPO 2025」の事務局を務める鈴木猛志氏、笠井大世氏に会期中、そして万博後の取組について聞いた。

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会広報・プロモーション局企画部共創推進課
担当課長 鈴木猛志氏

万博会場での発信
共創の場「TEAM EXPOパビリオン」

小宮 万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するための活動である共創チャレンジ、それを支える共創パートナーの登録数はどこまで増えたのでしょうか。

鈴木 2020年にプログラムを開始し、2025年1月末時点で共創チャレンジの登録数は2275件、共創パートナーは419団体です。共創チャレンジについては掲げていた3000件の目標には届きませんでしたが、今も毎日数件ずつ増えています。参加の希望があれば、会期中でも受け付けています。

小宮 会期中はどのような取組を行うのでしょうか。

鈴木 人が主役のパビリオン「フューチャーライフビレッジ(FLV)」の一角に「TEAM EXPOパビリオン」を設けます。同パビリオンは、共創チャレンジに参加したチームが「未来への行動」を宣言することで、発表者と来場者が「対話」し、未来社会の実現に向けた新たな「共創」を生み出すことを目的とした場です。会期中はほぼ毎日17時から18時半までの間、交流イベントを実施し、「対話」と「共創」につなげていきます。パビリオンでは、「未来の食」「未来の文化」「未来のヘルスケア」などのテーマで発表、出展を行うフューチャーライフエクスペリエンス、共創チャレンジの参加者が毎日異なるテーマで展示・発表する「TEAM EXPO パビリオン」、また、世界から集まった共創チャレンジのなかから選ばれた「ベストプラクティス」の展示を行います。

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