ファンづくりで地域をつくる ベッドタウン・奈良県生駒市の挑戦

ファンづくりで地域をつくる

生駒市 地域活力創生部 いこまの魅力創造課 課長補佐 大垣 弥生 氏

生駒市のシティプロモーションを担当する、いこまの魅力創造課課長補佐の大垣弥生氏は、「ファンづくりで地域をつくる」という演題で発表した。

奈良県の北西部に位置する生駒市は、県外就業率が全国4位。大阪で働き、大阪で学び、大阪で遊ぶ人たちが暮らす『ザ・住宅都市』だ。治安が良く、子育て・教育環境の良さにも定評がある。

しかし、子育て世代の都心回帰の傾向が強まっていること、同じ時期に同じ世代が転入した戸建て住宅地が多いことから、急速な高齢化が進んでいることが課題となっている。

「輝く人々」を増やす方法を考える

個性を出すのが難しいといわれる住宅都市のプロモーションを進めるうえで、生駒市が柱としているのは都心へのアクセスの良さや子育て世代向けの行政施策ではなく、「まちに関わりながら輝く市民を増やすこと」である。大垣氏は、「元気なまちは元気な人がつくります。生駒では30代や40代の人がさまざまなプロジェクトを起こして活動されています。また、ローカルなニーズに応える起業も増えてきました。地域に思いを寄せる人々の豊かな活動こそが、生駒の魅力であり価値だと考えています。ですから、人の意志と意志を結び、まちに豊かな活動を増やし、それを発信することに力を注いでいます」と話し、具体的なアプローチ方法を3つ紹介した。

①「いこまち宣伝部フェイスブックチーム」は、20代から40代の女性で構成される市民PRチーム。活動期間は1年間で、市公式フェイスブック「まんてん いこま」に自ら取材した写真と記事を投稿する。「地域の多様な魅力を発信してもらえますし、長期間まちと関わることになるので、無意識のうちにシビックプライドが醸成されるようです」。

②「オトナ女子会~スタイリングパーティ~」は生駒暮らしを楽しみたい女性達が出会い、つながる場。大垣氏は、「強く共感してもらいたいターゲットをしっかりと定めています。この会はドレスコードも決めて、お洒落で楽しい雰囲気をつくりました。まちに関わることは決してダサくて面倒なものではないことも知ってもらいたかったんです」と説明。企画側にも市民に参画してもらい、参加者にはどんな自分でありたいか、どんなライフスタイルを築きたいかを語ってもらった。「普段のフィールドとは違う出会いによって、参加者同士がイベントを開催したり、地域で開催されているマルシェに出展したりと多くの人の1歩につながりました」。

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