事業承継で再起図る 伝統製法「奥美濃そば」で地元の味を全国へ
(※本記事は「食品新聞」に2025年5月12日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

三島一貴社長
岐阜県郡上市白鳥町の長良川の近くに工場を構える「そばの更科」は、創業1978年の老舗製麺所。伝統製法の「古式しまだ式麺」を継承した「奥美濃そば」シリーズの「郡上石臼挽そば」「茶そば」「山芋そば」「韃靼そば」など主力の乾麺に加え、生麺、ゆで麺、冷凍麺、蒸し麺を幅広く手掛ける。
23年に事業を引き継いだ三島一貴社長は、IT企業の経営や郡上市議会議員を経験。地元で愛される企業を守り、事業を拡大していくため奔走している。
創業スタッフだった前社長の永田絢二氏が91年から全国でそばを食べ歩き、しまだ麺を食べた味に感動、この味を全国に展開しようとそば事業を始めた。それから30年以上、高齢化が進んだこともあって廃業を視野に入れ徐々に事業を縮小、最盛期は3億円あった年商は3000万円になっていた。その中で永田氏は、この味や製法を引き継いでもらいたいと郡上市商工会が進める事業承継に登録した。
続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。
-
記事本文残り68%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。