イチゴ収穫を遠隔ロボットで実現 NTTが通信品質制御で操作性向上に成功

(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2025年5月13日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

NTTとNTT東日本、NTTアグリテクノロジー(東京、酒井大雅社長)は、ほ場にある収穫ロボットをネットワーク越しに遠隔操作し、イチゴを収穫する実証実験を行った。実験では、ネットワークの品質状況に応じたリアルタイムな動作制御により、高い操作性を維持した遠隔収穫作業が可能であることを確認した。この結果から、様々なシーンで遠隔操作が可能となり、人手不足解消につながるとしている。

遠隔収穫システム構成図
遠隔収穫システム構成図

スマート農業でも農作業の多くは人手に頼り、人の判断を伴う遠隔操作ロボットの活用が重要だ。実用化には、ネットワーク遅延などの情報を画像処理により可視化する必要があり、高負荷状態で遅延が大きくなった場合にも操作性を低下させない仕組みが必要となっている。

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