2019年5月号
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大企業×ベンチャー

東京建物がスペースマーケットと共創 伝統の街を活性化

古澤 嘉一、松下 歩(東京建物 共創イノベーション推進チーム課長代理)

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総合不動産デベロッパーである東京建物は、スペースの時間貸しで国内最大級のプラットフォームを運営するスペースマーケットと業務提携し、スペースシェアリングに取り組んでいる。また、東京の中心部に新たな施設を開設し、オープンイノベーションの推進にも力を入れる。

左から、古澤嘉一 東京建物企画部経営企画グループ 共創イノベーション推進チーム 課長代理、松下歩 同 課長代理

スペースマーケットと提携し
スペースシェアリングを推進

東京建物では2018年4月、社内に「共創イノベーション推進チーム」を設立し、オープンイノベーションに向けた様々な取り組みを進めてきた。同年11月には、スペースの時間貸しで国内最大級のプラットフォームを運営するスペースマーケットと業務提携し、同社への出資も行っている。

「不動産業では、オフィスならオフィス、住宅なら住宅といった定まった用途を前提に“売買”や“賃貸”を行うというビジネスモデルが一般的でした。一方、スペースの“時間貸し”はその真逆で、様々な方々に多様な用途でご利用頂くことを想定しています。“時間貸し”というシェアリングの概念を不動産に加えることにより、多様化するユーザーのニーズに応えうる無数の可能性を掘り起こせるのではないかと考え、スペースマーケットと提携しました」。東京建物企画部共創イノベーション推進チームの古澤嘉一氏はスペースマーケットとの業務提携について、こう説明する。

シェアリングエコノミーは近年、世界的に普及・拡大しており、国内の不動産市場も例外ではない。このような中、デベロッパーの東京建物とスペースシェアリングを行うスペースマーケットが互いにノウハウを提供し、不動産の新たな活用方法の検討や提案を進めていく方針だ。

例えば、東京建物が昨年10月に開設した東京都品川区のマンション「Brillia 品川南大井」のモデルルームの一部を、スペースマーケットを通じて一般ユーザーに貸し出す取り組みを2019年3月より開始した。モデルルームの休業日となる水曜、木曜を中心に訪問者が比較的少ないウィークデーにもスペースを開放することで、様々なユーザーに同社のマンションブランド「Brillia」を身近に感じてもらう狙いもある。

分譲マンション「Brillia 品川南大井」のモデルルームには、地域との接点となる施設Loco-cafe “oooi”を設置。3月にはスペースマーケットにも掲載を開始

また、東京建物は東京都中央区京橋にて今年2月、シェアキッチンスペース「Kitchen Studio SUIBA(キッチンスタジオ スイバ)」を開業した。本施設の集客も、スペースマーケットと連携して行っている。本施設は、同社が管理運営するビルの隣接地にあった、比較的小さな未活用地に建てられたのも特徴だ。

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