個人が「会社を買う」時代 中小企業のM&Aを身近なものに

起業したい人が、ゼロから事業を立ち上げるのではなく、すでにベースがあるところから始められる。中小企業の売り手・買い手をマッチングするサービス「TRANBI」は、個人の利用も増えているという。また、「TRANBI」は、新しい事業を発想し、未来を思い描くための『メディア』にもなっている。

高橋 聡(トランビ 代表取締役社長)

自社を売りたい中小企業と、それを買いたい企業や個人とをマッチングするウェブサービス「TRANBI(トランビ)」。近年、急成長を遂げており、登録ユーザー数は2万人超、累計マッチング数は9000件以上に拡大している(2019年1月時点)。

トランビの高橋聡社長は、自身も中小企業の経営者だ。大学卒業後、アクセンチュアを経て2005年に出身地の長野に戻り、家業のアスク工業に入社。父親の跡を継ぎ、2010年に社長となった。

TRANBIは2011年、アスク工業の新規事業の1つとして始まった。しかし当初の4~5年、サービスは伸び悩んだ。

「最初の数年は収益がほとんど上がらず、先行投資が続きました。苦しい時期を乗り越えることができたのは、家業が安定していたからで、アトツギベンチャーだからできた事業だと思います。TRANBIが伸び始めたきっかけは、金融機関との提携が増えたこと。それにより信用力が高まり、利用が増えていきました」

現在、トランビは160社超の金融機関・仲介会社と提携しており、その数は続々と増えている。

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