2018年12月号
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大企業×ベンチャー

コラボ先は70社 リアルストレージのベンチャーが描く大規模連携の戦略

米田 まりな(サマリー)

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モノを通じたつながりを構築するソーシャルメディアを運営するサマリーが開始した、「サマリーポケット」。サービス開始から3年、規模拡大期を迎えた同サービスは、次々と事業会社との連携を進めている。将来の展開を見据え、提携を通じたユーザー拡大と預かり品数の増加を図る。

米田まりな サマリー 

好きなモノや、欲しいモノを通じたつながりを作るSNS「Sumally」を運営するサマリーは、2015年9月、寺田倉庫と協業し、新たなサービスとして「サマリーポケット」を開始した。スマホですべて完結、指定の段ボール箱に詰めた物品を宅配便経由で預ける「スマホ収納」。月額利用料は1箱250円からで、都市部のトランクルームよりも気軽に使える価格となっている。箱の中身は、預け先で写真を撮影し、それをスマホアプリで管理する。1点ごとの出し入れや、預けたままのクリーニング手配、不要になったモノのヤフオク!への完全おまかせ匿名での代行出品、といったサービスも提供している。

2017年11月には、住友商事から5億円の出資を受け、物流やマーケティング面での支援も受けられるようになった。サマリーポケットのサービス開始から3年が経過し、規模を劇的に増大するフェーズに入っていると言える。

新しいユーザーと出会うチャンス

そこで、現在、サマリーポケットが力を入れているのは、他の事業会社との協業だ。同社の場合、幅広い業種の様々な規模の企業と、多数のアライアンスを結んでいることが特徴となっている。サービス開始からパートナーシップを結んだ企業は約70社にのぼる。提携のしかたは様々で、専用の段ボール箱開発からタッグを組むこともあれば、既存サービスを割引価格で提供するケースもある。事業会社にとっては、マンション、アウトドア、アパレル、着物など、自社製品に紐づく課題に解決法を提示できることがメリット。サマリーポケットにとっては、接点の無かった新しいユーザーと出会う機会を得られるという利点がある。 

表 サマリーポケットと連携した事業会社の代表例

連携企業数は2018年に入り急増した。不動産関連でも、都市部の物件を扱う企業が多い

 

連携先が増えるパターンは、同業種内での横展開が多い。ある企業との連携を公表すると、同業他社から問い合わせが入るという。サマリーポケットのサービスと相性がよさそうだと考えられる企業には、サマリー側から声をかけたり、業界のイベントに参加して次の連携先を探したりもしている。ウェブサイトにも、法人向けの問い合わせ窓口を開設した。

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