数字で見る茨城県 「何でもある」が特徴のオールマイティ

首都圏に食糧を供給する基地として農業・漁業が盛んで、多くの製造業が立地している茨城県。バランスよく全方位に強いために「特徴がない」と揶揄されることも。新線や圏央道開通で活気づく県南部と、過疎化が進む県北山間部の差が開きつつある。

茨城県の人口推移

茨城県内でも、つくば市、つくばみらい市や牛久市など、都内への交通の便が良い地域では人口は増加している。それでも、茨城県の総人口は、2045年には2015年の4分の3になる見通しだ。

出典:将来推計人口(国立社会保障・人口問題研究所)

 

増える観光客

交通の便が良く、ゴルフ場が多い茨城県は、首都圏から気軽に行ける観光地として親しまれている。観光消費額も、半分以上が日帰り観光客による消費だ。リピーターを増やしたり、宿泊する観光客を増やすことなどでさらなる成長が期待できる。訪日外国人観光客は6年で3倍に増加した。

出典:茨城県営業戦略部観光物産課

 

茨城県の産業構成

製造業と、学術研究が強いことが茨城県の特徴。

製造業で見ると、ものづくりに欠かせない生産機械器具や、汎用機械器具の構成比が多くなっている

全産業の付加価値構成比(2011年、上位5産業を表示)

出典:経済産業省「茨城県の地域経済分析」 2015年

製造業の付加価値構成比(2012年、上位5産業を表示)

出典:経済産業省「茨城県の地域経済分析」 2015年