借金3000万円、24歳で起業 成功は「人間を見ること」で始まった

24歳にして3,000万円の借金を抱えて起業。いくつもの失敗を重ね、『企業とは何か』『事業とは何か』を学んできた遠藤直紀氏。「世の中の役に立たない企業が存続しても意味がない」と語る遠藤氏が実現に向けるチャレンジとは...。

遠藤 直紀(ビービット 代表取締役)

ユーザビリティに注目

「ゼロから会社を創りあげるには、強いパッションと芯が必要です。世界に50年100年続く優秀な企業は全て、社会的な課題を解くために存在している...」と話す遠藤氏。

優秀な13人のメンバーを揃えながら、ミッションがない故に3カ月経ってもやることが決まらず解散の危機に陥った起業当初。遠藤氏が責任を取るかたちで会社を引き継いだのがbeBitの始まり。現在は東京・台北・上海の3拠点で事業を展開する。

戦前戦後に創業した大企業の多くは、"モノが世の中に溢れれば人は幸せになる"と信じ、貧困問題の解決を目指した。以来100年、モノが溢れる現代では、"人が幸せになるため"という目的は忘れられ、モノやお金が中心の社会ができあがっている。

「我々がこれからの100年で解くべき課題は、もう一度基本に戻り、ユーザー中心、人間中心の世界を創ることです」(遠藤氏)。

beBitが最初に選んだ事業は、ユーザー中心をキーワードにした『ウェブユーザビリティコンサルティング』。簡単に言えば、ウェブサイトを使いやすくするコンサルティング事業だ。当時誰もやっていなかった事業だが、遠藤氏は「セルフサービスのインターネットは、使いやすくなければ誰も使わない。もしインターネットが伸びしろのある市場だとするなら、ユーザーが使いやすいプラットフォームに作り替えていく必要があると確信していました」と話す。

誰も踏み込んでいない試みの結果は、競合のいないブルーオーシャン。例えば、住友銀行の住宅ローンウェブサイトリニューアルでは新規申込が10倍になるなど大きな成果を出し、大企業を中心に数々のコンサルティング実績を築き上げてきた。

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