地方のディープな魅力を発信 スマホ時代、メディアの新モデル

ウェブメディアを中心に、スマホに特化した様々なコンテンツを発信するTABI LABO。企画・制作・発信を一貫して手掛けることで、コンテンツの価値を高め、PV依存とは異なるビジネスモデルを構築。その強みを活かし、地方の情報発信を支援している。

久志 尚太郎(TABI LABO 代表取締役)

――2016年末以来、キュレーションサイトによるコンテンツ盗用、情報の信頼性の問題が注目を集めました。ウェブメディアを運営する立場として、こうした問題をどう見ていましたか。

久志:TABI LABOはキュレーションメディアではなく、自社でのコンテンツ制作に力を入れています。

ただ、創業当初は、キュレーションを中心にメディアを運営していたことがありました。信憑性の低いコンテンツこそ無かったものの、海外の媒体で使用していた素材の不適切な引用などで強いご批判をいただいたことがきっかけとなって、自社のクリエイターがきちんと取材をして制作し、コンテンツの引用・参照については厳密に使用許諾を取るという現在の体制をつくり上げてきました。

そうした中で、昨今のキュレーションサイトの動向を見ながら、遅かれ早かれ問題は表面化すると考えていました。TABI LABOは、早い時期に正しい方向に舵を切ることができて良かったと思います。

現在、当社が運営するウェブメディア『TABI LABO』の月間アクティブユーザーは約900万人、スマホなどモバイルからの流入が約90%で、リピート率は約70%にのぼります。

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