2018年3月号
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生活に入り込むフィンテック

QRコード、ビットコイン決済... 「ひもが緩い財布」をつかむ戦略

月刊事業構想 編集部

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フィンテックで実現した簡易決済の手法が広まっている。支払い手続きが簡単な決済手段は、「ひもが緩い財布」。ユーザーの利便性を上げ、よりたくさんのお金を使ってもらう競争が始まっている。

米Square社(上)とコイニー(下)による決済の様子。タブレット端末やスマホに差し込む小型デバイスでクレジットカード決済できる

フィンテックの発展で注目されているのが、「支払い」を簡便にする新しい決済方法だ。行動経済学の研究によると、決済方法により、消費する金額に違いが出ることが明らかになっている。より「使った実感」のない決済方法の方が、消費者はお金を使ってくれるのだ。店舗側には客単価を上げたいというモチベーションがあるため、現金以外の、店頭で使える決済法の選択肢は増えている。

もちろん、消費者にもメリットはある。現金を持ち歩くリスクの軽減や、銀行ATMを探して手数料を支払い、現金を引き出す手間からの解放だ。

ICクレジットカード端末の普及

新しい決済方法の拡大のカギを握るのは、安全性と信頼と言えるだろう。日本クレジット協会の調査によると、クレジットカードの不正利用で、2016年には142億円の被害が出ている。うち6割がカード番号の盗用によるもの、2割は偽造カードによるものだった。

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