上場前に果敢なM&A 若き起業家が描く拡大戦略の真意

スマホゲーム向けのイラストやナレーションなどのクラウドソーシングから、モバイルアプリ、IoT機器などのサイバーセキュリティへと事業を拡大。上場前から、素早い成長に向けたM&Aのノウハウの蓄積を目指す。

ココンの創業当初からのビジネスは、ゲーム用イラストのクラウドソーシング(左)。現在は、声優、ナレーターなど人の声のデータのクラウドソーシングも実施している(右)

2013年の創業以来、クラウドソーシングとサイバーセキュリティの領域を主軸に、積極的なM&Aも行いながら急成長を遂げているココン。倉富佑也社長は早稲田大学に在学中、20歳でココンを立ち上げた。尽きることのない意欲と高い志で、常に新たな商機を見出している。

倉富 佑也(ココン 代表取締役社長)

後発でクラウドソーシング参入

「高校に入学する頃には、『自分は事業家として生きていく』と決めていました」

倉富社長は、高校3年でスマホアプリの会社でインターンを経験。大学に入学してすぐ、怒涛の勢いで経済成長を続ける中国にビジネスのチャンスを見出し、19歳で中国にわたりベーグル専門店を設立した。

しかし、3ヵ月であえなく撤退。2012年11月末に中国での事業を閉じ、2013年2月には日本でココンの前身となる会社を立ち上げた。わずか3ヵ月後の再チャレンジだった。

「当時、ソーシャルゲームが急成長していた時期で、ゲーム用にキャラクターのイラストを制作するニーズが高まっていました。私は中国にいたこともあり、インターネットで中国のイラストレーターに発注できる仕組みをつくれば、低コストで大量の受注に対応できると考えたんです」

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