2016年8月号
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健康ビジネス

モバイルヘルスの代表的ベンチャー、「収益化」と「海外」への道

乗松 文夫(FiNC 代表取締役副社長 CAO兼CWO)

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錚々たる人材が、若者の夢を後押しする。31歳の起業家の下に、元みずほ銀行常務や、元ゴールドマン・サックス証券幹部が参集。経営の脇を固め、海外展開に向けて動き始めている。

FiNCの社員数は、現在110名。約20名が社長経験者だという

「世界に向けて次なるトヨタとなる」

ヘルスケア領域で急成長するベンチャー、FiNC(フィンク)の溝口勇児社長(31)の言葉である。それを単なる若者の夢に終わらせず、本気度を感じさせるのが、同社の陣容だ。

元みずほ銀行常務の乗松文夫氏、元ゴールドマン・サックス証券幹部の小泉泰郎氏の2人が副社長に就き、役員には元テラモーターズ創業メンバーがいるほか、顧問として元LINE社長・森川亮氏、元ミクシィ社長・朝倉祐介氏などが名を連ねる。

溝口社長は、2012年4月にFiNCを創業。遺伝子検査サービスからスタートし、オンラインでダイエットや健康指導を行うサービスなどを生み出してきた。その過程で、1000人以上の管理栄養士やトレーナーなどの専門家を組織化。クラウド経由で専門家が個人に合ったアドバイスをするサービスを提供するなど、新たな事業で成長を遂げてきた。

経営陣で喧々諤々の議論

乗松副社長は2014年7月、14番目の社員としてFiNCに入社。溝口社長は36歳年下の若者だが、そのビジョン、リーダーシップに惹かれて入社を決断したという。現在、FiNCは溝口社長、乗松副社長、小泉副社長の3人が代表権を持つ。乗松副社長によると、3人で喧々諤々の議論をすることも珍しくないという。

「1週間に1度、『お茶会』と称して、3人で1時間程度のミーティングを行い、意見をぶつけ合っています。溝口はトレーナーとして、プロ野球選手など数百人のトップアスリートをケアしてきた経験があり、新たな健康サービスを考える際にも、溝口の中にはしっかりとした軸がある。ただ、あれこれ手を出すわけにはいかないので、取捨選択はします。3人いることで、バランスの良い経営ができています」

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