家庭用プリンターで作るセンサーで農地の水を管理

水ストレスの増大で、世界の農地では今後ますます、水使用量を減らすことが求められる。新たな土壌モニタリングのセンサーネットワークとして注目を集めている「センスプラウト」は、家庭用プリンターで印刷できる電子回路を使い、従来は高額で入手しにくかった土壌モニタリングセンサーの低価格化を実現するものだ。国内外で実用化され、普及が進めば、世界の農地の水利用を大幅削減することも可能になるかもしれない。

土壌モニタリングのセンサー「センスプラウト」は、印刷技術を用いているため小ロットでも低コストで製作できる特徴がある。

求められる農業での節水

米カリフォルニア州では現在、1000年に一度といわれる干ばつが起きており、今年で4年目を迎える。現地では様々な節水対策がなされているが、最も懸念されるのは農作物への影響だという。東京大学大学院情報理工学系研究科の川原圭博准教授によれば、農業では意図せず多くの水が使われることが少なくない。

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