2015年5月号
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健康ステーション新革命

地域に寄り添い「物語」をつくる 未来の薬局を構想

小塩篤史(事業構想大学院大学准教授、事業構想研究所実践知研究センター主任研究員)

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医療をとりまく環境は激変している。高齢者の増加、医療技術や検査技術の進歩、医療情報の増加、地域包括ケアの進展など、医療の供給のあり方を大きく見直さなくてはならない時期に差しかかっている。それと同時並行して、社会保障の財源がますます大きな問題となっており、様々な制度変更や業界の再編が起こることは、ほぼ確実な未来である。

環境の激変時に求められる行動は何だろうか。激変を読み解きながら、環境に適応し続けることだろうか。もちろん、それも一つの方法であるが、今一度自らの事業の本質を見出し、社会の中でどのような事業を展開するのか、その理想形を追求すること、つまり事業構想することが重要ではないだろうか。

例えば、保健医療政策の重要論点である地域包括ケアについて考えてみる。地域包括ケアでは、要介護状態になっても住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される統合的なケアのシステム構築を目指している。これは高齢社会における対策として議論をされているが、ケアが「地域化」することは、より生活者の目線でケアを提供するということでもある。これまでは、病院は、手術や処置、薬局は、調剤や薬品の販売という「機能」の提供が中心であったが、今後は生活者を支援することが重要になってくる。

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