地方ならではのMICE誘致を

観光庁が中心になって進めるMICE誘致。都市間の誘致競争を勝ち抜き、それを地域活性化へと結びつけるにはどうしたら良いか?日本コンファレンスセンター協会の田中慎吾氏は、都市戦略の重要性を説く。

田中慎吾 日本コンファレンスセンター協会 会長代行

ConventionからConferenceへ
地方に求められる誘致戦略の転換

MICEとは、Meeting(企業等の会議・研修・セミナー)、Incentive(企業等の社員報奨・招待旅行)、Convention(国際会議・学術会議)、Event(スポーツ大会等、展示会、見本市)の各々の頭文字を取って組み合わせた造語であり、その起源をめぐっては、1975年にシンガポールの新聞記者が作り出した等、諸説がある。

田中慎吾さん(66)は、Meeting分野における日本の第一人者であり、1980年代から、日本コンファレンスセンター協会の専務理事、そして現在は会長代行として、日本の産業界の会議・研修の変革に尽力している。その顧客層の多くは、外資系のグローバル企業や、日本の先端企業であり、いずれも長年にわたるリピーターだ。

「日本のMICEは、観光庁主導であり、インバウンド(訪日外国人)の量的拡大を目指す傾向が顕著です。そのため、海外から多くの人びとが訪れ、来場者の消費額も大きいConventionやEventが重視されがちです。

しかし、Convention やEventは、国際空港に近いなど海外からのアクセスが良く、各種施設の充実した東京・横浜などの中核都市に有利であって、これを地方中小自治体の再生・活性化の手段とするのは難しい現状があります」

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