東京都世田谷区で半農半居酒屋 JAと飲食企業が採れたて枝豆を収穫当日に提供

(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2026年7月13日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

その日取れた地元産枝豆を食べ、「味が濃い。世田谷産っていうのがいいネ」と喜ぶ女性客(三軒茶屋の居酒屋「なかなおり」)
その日取れた地元産枝豆を食べ、「味が濃い。世田谷産っていうのがいいネ」と喜ぶ女性客(三軒茶屋の居酒屋「なかなおり」)

JAが農家組合員から借りた土地で、地元飲食店の従業員が枝豆を育て、収穫したその日にお店で提供する。農地保全、メニューの魅力アップ、農への理解醸成。JA世田谷目黒は居酒屋を運営する会社エヌイーエス(NES)とタッグを組んで、幾重にも“おいしい”枝豆プロジェクトを進めている。

「味が濃い!」地元産をその日に味わうぜいたく

夕刻、三軒茶屋駅にほど近い居酒屋「なかなおり」(東京都世田谷区)に灯りがともった。

昔のなかまと久しぶりに歓談するため、初めて同店に入った女性は、メニューにはさまっていたおススメのチラシをみて「枝豆」を選んだ。ビールで乾杯し、さっそく枝豆を口に。「味が濃い。世田谷産っていうのがいいネ」と笑顔を浮かべた。

店の奥で飲んでいた会社員は「粒が大きくて甘いですね。枝付きだからバリュー感があるし」とうれしそうだ。

会社員の男性は「枝付き」に喜んだ
会社員の男性は「枝付き」に喜んだ

この枝豆、お店から4kmほど西にある世田谷区内の畑(約17a)でお昼前、「なかなおり」を含め、株式会社エヌイーエス(NES)が渋谷や三軒茶屋を中心に運営する居酒屋の従業員たちが収穫したばかり。畑で取れたままの形で各店に運び、枝付きのままゆでた。

JAが肥培管理、冬には大根も

地元の採れたて枝豆が居酒屋に並ぶ「枝豆プロジェクト」は、NESの山口義成代表取締役とJA世田谷目黒の河原正幸経営管理委員会会長との出会いから始まった。

続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。

  • 記事本文残り72%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。